将棋の藤井聡太王将=竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖=に永瀬拓矢九段が挑んでいる第74期王将戦七番勝負第2局が25日午前9時、京都・伏見稲荷大社で2日制の1日目が始まった。
藤井の新年最初のタイトル戦で、第1局(12、13日=掛川市)は後手番で、永瀬の研究手に1日目は苦労しながらも逆転勝利を収めた。
第2局は藤井の先手で、横歩取りを選択。タイトル戦初開催の地で、朱色の千本鳥居で知られる「おいなりさん」の総本宮で、V4へと続く険しい道を連勝でくぐり抜けたい。
一方、永瀬は対藤井戦は4度目の4連敗中だが、これまで5連敗は許しておらず、意地のタイスコアをもくろむ。
開始1時間で27手まで進行した。持ち時間は各8時間。午後0時30分から1時間の昼食休憩を挟み、午後6時過ぎに手番が封じ手をして、翌26日に指し継がれる流れ。