◆トレーニングマッチ(45分×4)鹿島3―4岡山(25日・宮崎市)
鹿島は岡山に3―4で敗れた。17歳のFW徳田誉が1―4で迎えた4本目に2ゴールと気を吐き、鬼木達監督にレギュラー奪取をアピールした。
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4本目の中盤、鋭い抜け出しから相手に倒されてPKを獲得。「(PKを)もらった時に自分が蹴ると決めていた」とすぐにボールを回収し、落ち着いて決めた。
スコアを2―4に動かすと、さらに右サイドの崩しからゴール前で相手DFをはがし、冷静に決めて2ゴール目。「ゴールが1番評価につながる」と自信を示したが、一方で「結果として負けてしまったし、(鹿島を)勝たせられる選手になるという意味ではまだまだ足りていない」と反省も忘れなかった。
“今季初陣”となったユース戦(7〇0)でハットトリックを挙げると、2戦目の熊本戦(2△2)では無得点に終わったが、金沢戦(3〇0)でも2得点。この日も2ゴールを加え、4戦7発という驚異の決定力で、チームの全得点(15)の半数近くを1人で稼いでいる。
18歳の誕生日の3日前に行われる今季開幕戦湘南戦(2月15日)に先発すれば、クラブでは元日本代表DF内田篤人氏以来となる高卒1年目(昨季は二種登録)での開幕戦スタメン出場となる。「試合に出るチャンスを逃したくないですし、チャンスは全然あると思っている。食い込んでいけるように、練習でも試合でも結果にこだわっていきたい」と意気込んだ。