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J1岡山、鹿島との対外試合でMF佐藤龍之介がプロ初の右ウィングバックで出場 木山隆之監督「正直どこに置いてもやれる」

スポーツ報知 2025年1月25日 21時19分

 J1岡山は25日、鹿島と45分、4本の対外試合を行い4―3で勝利した。今季初のJクラブとの試合で、FC東京から新加入したMF佐藤龍之介が「プロでは初」と話す右ウィングバックで先発出場。得点こそなかったが、サイドから再三チャンスを演出した。

 佐藤は普段、シャドー(最前線のFWよりやや後ろのMFの位置)としてのプレーを主とする。世代別日本代表にも常連のMFは「監督に『あいつウィングバックもできるんだ』と思わせることがチームとしても個人としてもポジティブ」とこの日は右ウィングバックとしてサイドを何度も駆け上がり、クロスを供給した。得点こそなかったが、木山隆之監督は「正直どこに置いてもやれるサッカーIQの高さ、技術、走る力がある」と18歳をべた褒め。出場した2本目の途中まではCKとFKも任され、指揮官は「キックの能力もあるし、身長のある選手も増えたのでキッカーを任せることもあると思う」とリーグ戦でのキッカー任命の可能性も示唆した。

 岡山でのリーグ戦をはじめ、U―20日本代表に選出されれば、2月12日から始まる「AFC U20アジアカップ中国2025」や、9月の「U―20W杯」など多忙なシーズンが予想される。それでも期待の星は「代表だったり、岡山だったり、いろんな所でプレーできるのは幸せなこと」と準備ばっちりだ。「ウィングバックって名前がついてますけど、ゴールに関われるポジションでもあると思ってますし、自分の良さをどこのポジションでも出していきたい」。果敢なチャレンジで、自らの可能性も広げていく。

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