25日放送のテレビ朝日系報道番組「サタデーステーション」では、芸能界引退を23日に発表した中居正広氏と女性とのトラブルに端を発する一連の問題の渦中にいるフジテレビの現状などを報じた。
元フジテレビアナウンサーの高島彩キャスターは、フジテレビが27日に開く記者会見について「(被害)女性のプライバシーを守る。これは大前提と思います。ただ守秘義務とか第三者機関、こういった言葉が出てきて、これを口実に口をつぐむようなことがあったら、会見の意味そのものがなくなってしまいます」と話した。
その上で「私も15年前までフジテレビに勤めていましたので、今でも、かつての同僚と連絡を取っていますけれども、皆、不安、憤り、いらだち、焦り、こういった中で仕事を続けていて、いつ番組が作れなくなるかと戦々恐々としています」と話し、「膿(うみ)を出し切るのは当然ですけれども、今の形の上ではもう信頼を築くことというのは難しいのではないかなと…。新しく、ゼロから信頼を築いていくしかないのかなと思いますし、どこまでも正直に、誠実に説明を尽くすというのことが必要かなと思います。ですから、時間制限を設けないで一つ一つの質問に丁寧に言い訳はしないで答えていく、そういったことしかないのかなと思います」と続けた。
さらに「港(浩一)社長が社員を守ると発言していましたけれども、その言葉を信じるなら、どこまでも正直な会見、これが今できる唯一のことなのかなと思います」とした。