◆第30回プロキオンS・G2(1月26日、中京・ダート1800メートル=1着馬にフェブラリーSへの優先出走権、良)
今年から東海Sと開催時期を入れ替える形で移設されたダート重賞は16頭で争われ、初コンビの鮫島克駿騎手騎乗で5番人気のサンデーファンデー(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎、父スズカコーズウェイ)が、逃げ切ってベテルギウスSから連勝で重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分50秒6。
2着に入った1番人気のサンライズジパング(坂井瑠星騎手)と2頭出しだった音無調教師は、3月の定年を前にうれしい1勝となった。
3着は3番人気のドゥラエレーデ(川田将雅騎手)が入った。
鮫島克駿騎手(サンデーファンデー=1着)「音無先生が定年で引退されるので良かったです。去年からたくさんの管理馬を任せていただいていて、今回もチャンスをいただいていたので、何とか生かせて良かったです。(先頭に)絶対行こうと思っていました。何が来ても主張する構えでした。風もあるので最初からというより、1、2コーナーはなるべく上げすぎず入って、3コーナーからしっかりペースアップしようと思っていました。2着にきたサンライズジパングも自分が去年乗せてもらって、強い馬と分かっていたので、何とか振り切ってくれと。(サンデーファンデーは)去年の12月28日に浜中ジョッキーで勝ったとき自分が2着で、すごくしぶとい馬だなと真後ろで感じていました。ハイペースで行っても、バテないスタミナや持久力が強みだと思います。去年は不甲斐ない成績だったので、今年は1月中に重賞を勝てて、いいスタートを切れました。今年も頑張っていきたいです」
音無秀孝調教師(サンデーファンデー=1着)「前走と同じレースでしたね。前走は2番手でしたけど、今回は行く馬がいなかったから、最初からハナに行くように指示しました。(ペースを)あんまり遅くしてもダメ。(前半を)1分1秒ぐらいで行ったでしょ。ちょうど良かった。力をつけていると思います。稽古では今週も遅れたし、稽古では分からない部分が多すぎて、レース向きですね。(ラストイヤーに重賞ワンツーフィニッシュ)もうあと1か月しかないから、欲張らずに最後終わりたいと思います。サンデーファンデーは(今後は)まだ決定していませんが、フェブラリーSに行きたいですけどね」