フェンシングサーブルW杯が26日(日本時間27日)、ブルガリア・プロブディフで行われ、女子団体で日本がサーブル種目では男女を通じて初の頂点に立った。江村美咲(立飛ホールディングス)、尾崎世梨(法大)、菊地心和、金子優衣奈(ともに日本大)で臨んだ団体の世界ランク7位の日本は、決勝で同4位のハンガリーに45―44で逆転勝ち。エース・江村が44―44から一本勝負で決着をつけた。
36―42とリードされた展開から巻き返した日本。アンカーを託されたエース・江村が挽回し、43―43と追いついた。先に44点目を奪われたが、江村は攻め抜いた。44―44から最後はしゃがみ込んだ相手に対し、江村が突いて大逆転勝に導いた。サーブル日本史の新たな扉を開いた。
サーブルの日本女子は、昨夏のパリ五輪の団体3位決定戦で開催国フランスを45―40で破り、五輪のサーブル種目では男女を通じて日本勢初の表彰台となる銅メダルを獲得した。今月12日のグランプリ大会では、江村が個人で男女を通じて同種目初制覇を成し遂げており、快進撃が続いている。