元タレント中居正広氏と女性とのトラブルを巡り、フジテレビ社員の関与が報じられた問題で、フジの港浩一社長ら4人が27日午後4時から記者会見を開いた。会見前、フジテレビの港氏と嘉納修治会長の辞任が発表された。
新社長に就任したフジHD清水賢治専務取締役の冒頭発言は以下の通り。
明日(28日)付けで代表取締役社長に就任します清水賢治です。はじめに、今回報道されている事案において、女性への配慮が欠けた対応をしたことに対し、深くおわび申し上げます。
また、フジテレビが視聴者の皆様、広告主の皆様、広告会社、ご出演者、制作会社、系列局、グループ各社をはじめとする多くのみなさま方の信頼を失っている現状をおもく受け止めています。本当に申し訳ありません。
今回の事案は信頼の重みとそれを失うことの深刻さを改めて私たちに突きつけています。
今、問われている人権とは誰もが生まれながらにもっている人々が幸せを追及する最も基本的な権利です。これを侵害する行為は決して許されません。この考えに基づき、逸脱する行為への厳正な対処。再発防止策の徹底を決意をもって進めていきます。
フジテレビには視聴者に喜んでいただけるコンテンツを届けたい、広告主の皆様のお役に立ちたいと熱意の持った素晴らしい仲間がたくさんいます。この仲間たちとともに課題を乗り越え、新たな未来を築いて参ります。
信頼回復なくして、フジテレビに未来はありません。この覚悟を胸に全力で取り組む所存です。ゼロからのスタートです。この厳しい状況においても叱責の中にあたたかいご心配をしてくださる視聴者の皆様、広告会社や広告主の皆様、ご出演者、制作会社の皆様はじめ多くの方々に深く感謝申し上げます。
今後の再生へ向け、ご指導とご支援を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。