元タレント中居正広氏(52)と女性とのトラブルを巡り、フジテレビ社員の関与が報じられた問題で、フジの港浩一社長(72)らが27日午後4時から、記者会見を開いた。中居氏が女性とのトラブルをどう認識していたかについてのやりとりで、会見場が紛糾した。
トラブルに対する中居氏の認識を巡っては、女性側と「異なる認識を持っている」と説明。「異なる認識」について、会見で「どういうことか。同意だったか? 不同意だったか? 中居氏は同意と言ったのか?」と問われると、フジテレビの遠藤龍之介副会長は「仰る通りです」と答えた。
しかし広報担当者が訂正を申し入れ。申し入れに対して何を訂正するのか?という質問への答えとして、遠藤副会長は「その内容をお答えできません、ということに訂正します」とコメントした。一度は「同意と認識」と認めた根拠を問いただされると「私が踏み込みすぎた発言をした。おわびと訂正をさせていただきます」と再度、訂正した。
重要な発言の訂正をめぐって場内は紛糾。「人をバカにするのをいい加減にしたほうがいい」「ちゃんと答えて」「前提が変わるでしょう」などの怒気を含んだ声が上がった。
補足として、遠藤副会長は「プライバシーの問題からお答えできないと言った。補足すると、当事者自身から外部に発信されていない情報。私どもが先んじて伝えることはできない。不適切な発言だったと思う」と改めて訂正したが、会場はさらに紛糾。遠藤副会長を追及する声に拍手も起こった。