巨人の浅野翔吾外野手(20)が誰よりも積極的に前に前に出る。27日に宮崎入りし、初の1軍スタートとなるキャンプへ向けて「チームで一番声を出して、一番前に行ってやってやりたい。若々しくやっていければ」と先頭に立って動いていくことを誓った。
1軍参加メンバーでは最年少となるが、臆することはない。「調子がいい日、悪い日はあると思うけど気にせずに、とにかく元気を出して、どこにいるかという存在感を出したい」。走攻守に加えて、持ち味の声や気迫あふれる姿でもアピールしていく。「いろんな選手と一緒に野球ができる機会があるので、いろんなことを質問していきたい」と、先輩たちからも吸収して進化につなげる。
昨季は8月中旬から定位置をつかみ、40試合出場で打率2割4分、3本塁打、18打点。競争は激しいが、3年目の今季は不動のレギュラーを奪う覚悟だ。「去年1軍で最後出させてもらって、もっと活躍したい思いがある。キャンプから気合を入れて準備していきたい」。実りある時間を過ごし、誰よりも濃いシーズンにする。(宮内 孝太)