フランス1部のレンヌは27日、スコットランド1部のセルティックから日本代表FW古橋亨梧(30)を獲得したと発表した。クラブによると契約は2年半。パリジャン紙(電子版)は22日に、移籍金は1200万ユーロ(約19億6000万円)の見込みと報じていた。古橋はクラブを通じて「チームに早く貢献したいです。有名なリーグでの新しい挑戦を求めていました。レンヌに全力を尽くす準備は出来ています」などとコメントした。
奈良県出身の古橋は大阪・興国高、中大を経てJリーグの岐阜や神戸でプレー。神戸では19年度にクラブ初タイトルとなる天皇杯優勝に貢献するなど、J1通算95試合で42得点を記録した。
2021年夏にセルティックへ移籍すると、リーグ3連覇に主力として貢献。22~23年シーズンには36試合で27得点を奪い、リーグ得点王と最優秀選手に輝いた。今季もリーグ2位の10ゴールを挙げ、4季連続で2桁得点を達成している。
昨年11月に行われた26年北中米W杯アジア最終予選の日本代表にも1年ぶりに選出され、中国戦で出場も果たした。日本代表通算では22試合で5得点を記録。現在14位と低迷するチームにとって、日本屈指のストライカーは救世主としての役割が求められる。
クラブを通じて古橋が出したコメントは以下の通り。
「スタッド・レンヌと新しいチームメートに会えることをとても楽しみにしています。チームに早く貢献したいです。セルティックでの素晴らしい時間を経て、有名なリーグでの新しい挑戦を求めていました。フィジカル的にも、技術的にも、このリーグはとても競争力が高いです。監督と経営陣は僕が自分の質と経験をどれだけ還元して欲しいか伝えてくれました。クラブはここ数年い続けたた位置におらず、私たちの目標は順位を上に戻すことです。レンヌに全力を尽くす準備は出来ています」