社会学者の古市憲寿氏が２８日、自身のＸ（旧ツイッター）を更新。「週刊文春」がこの日までに電子版の公式サイトで、今月２３日に芸能界を引退した中居正広氏の女性トラブル報道の一部内容を訂正したことに私見をつづった。
古市氏は「昔は『所詮、週刊誌の記事だから』という受け止め方もありました。だけど『週刊文春』が媒体として、日本社会を動かす力を持ってしまった以上、誤報をこっそりと『修正』するなんて姑息なことは許されないと思います」と厳しく指摘。「いつも他者に求めているように、なぜ間違いが生まれたのか説明する責任がある」とつづった。
当該記事は昨年１２月２５日に電子版で配信され、同２６日発売の「週刊文春」に掲載された、一連の文春報道の第一報。サイトでは【訂正】と題し「本記事（１２月２６日発売号掲載）では事件当日の会食について『Ｘ子さんはフジ編成幹部Ａ氏に誘われた』としていましたが、その後の取材により『Ｘ子さんは中居に誘われた』『Ａ氏がセッティングしている会の“延長”と認識していた』ということがわかりました。お詫（わ）びして訂正いたします」と報告した。
なお「続報となる記事（１月８日発売号掲載）以降についてはその後の取材成果を踏まえた内容を報じています」としている。