元フジテレビで現在はフリーの笠井信輔アナウンサーが28日までに、自身のSNSを更新。27日に行われたフジテレビのやり直し会見についてコメントした。
フジテレビは、今月23日に芸能界引退した中居正広氏の女性トラブルにまつわる一連の報道について会見。時間や質問を無制限としたため10時間23分を要する長丁場となった。
この件に関して「異例の長時間にわたる記者会見 これはフジテレビの反省と報道機関としての役割を果たさなければいけないと言う気持ちの表れだと思います」と感想を述べ「今日は月曜日だったので、テレビ静岡『ただいまテレビ』のレギュラー出演日でした たまたまではありましたが、これも何かの縁だと 番組中、色々とコメントさせていただきました」と報告した。
続けて「この会見で、視聴者の皆さんやスポンサーの皆さんが納得してくれたかどうかが、重要です」と前置きし「10時間もかかってしまったと言う事は 参加した記者の皆さんからは なかなか理解が得られなかったと言う1つの現れなのかもしれません 記者以外の皆さんには、どう映ったでしょうか?」と問いかけ「大きなポイントの1つは、長時間の会見中、何度も『日枝相談役はなぜ出席しないのか』と言う質問が出てきたことです」と説明。「今回の一連の件に、相談役は関わっていないと言うのが理由でありましたが 記者の皆さんだけでなく、生配信のコメント欄を見ても 多くの人々が、相談役の動向に注目しているなと、感じました」と考えを明かした。
さらに「長時間会見をしたので、もうこれで良(い)いでしょうとは、局内の人間も執行部も、思っていないと思います」とし「ここからがスタートです 『ただいまテレビ』を終えても 新幹線の中でも 帰宅しても、お風呂に入っても そして、この時間まで会見すべて見ることができました テレビの生放送だけでなく ネット配信でも生中継したからです」と述べ「最初にこれをやっていれば、ここまでのことにはならなかったのにと、『たら・れば』ではありますが、強く思うところではあります」と思いを明かした。
最後に「今後は、見える形で、早めに次の一手を打つことで、少しずつ信頼を回復していただけるような状況にしなければいけないでしょう それが何なのか、とても難しい フジテレビの再生を心から願っています」とつづり、締めた。
笠井アナは1987年にフジテレビ入社。「とくダネ!」など情報番組を担当してきたが、2019年に退社してフリーに転身した。