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森永卓郎氏、体調不良でラジオのリモート出演欠席…23年末にすい臓がん公表「どうやら本格転移が…」

スポーツ報知 2025年1月28日 17時30分

 経済評論家・森永卓郎氏が28日、レギュラーを務めるニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」(月~木曜・午前8時)を欠席した。通常はリモート出演しているが、番組冒頭、パーソナリティーの垣花正アナウンサーが「さっきちょっと電話でお話したんですが、体調があまり良くない、ということで。今日は無理しなくていいですよ、ということで。お休みということになります」と説明した。

 森永氏は2023年12月27日にステージ4のすい臓がんであることを公表。前日27日はリモートで出演し、かすれた声で「がんを宣告されて以降、最悪の状態なんですよ。どうやら本格転移が始まっちゃったんじゃないかなという感じ」と話していた。

 この日は森永氏の長男で経済アナリスト・康平氏がスタジオで生出演した。24日にテレビ収録で卓郎氏と同席した際の様子を「かなりきつそう。控え室で倒れている状態で、もうテレビ収録なんかできる状況じゃない」と明かした。それでもテレビの前に立って話す姿に「気合というかプロ根性というのは見せてもらった」と振り返った。

 ただ状態が良いとは言えず、今までも体調不良を訴えることはあったが「痛いというのは本人から聞くことはなかった。先週の日曜に会いに行ったら、すごく痛そうで」と体調に変化が生じているよう。たばこを吸ったりできないため入院は断固拒否してきたが、「入院したい」と言い出すほどの痛みを伴っているという。

 康平氏は卓郎氏が闘病の様子を赤裸々に明かすことに複雑な思いもあると吐露。それでも「おやじの方針としては、少なくともラジオのリスナーの人にはありのままを全部伝える、弱っていく過程も全部見せていくというスタイルでやってきた」と意思を尊重してきた。ただ痛みが悪化し「それすらもできないくらい」の状態になっていることを伝えた。

 垣花アナは告知までは通常通りに進行していたが、突如、声をつまらせ鼻をすすり「一生懸命、頑張っている声を聞くと…つらいだろうな、と…」と卓郎氏との電話を思い出して感情があふれ出したよう。「まだ旅立ったわけではないですが、頑張っていることがうれしいというか、頑張れ!っていう気持ちにはなるんですよね」と涙声で絞り出した。続けて「悲しくて泣いているのではなく、頑張っている姿に感動して…まだまだ、ああいう人なので、自分の人生に悔いはないと言っていたので、完全燃焼しようとして頑張っているんだと思うんですよね。僕なんかはずっと一緒にやってきたから、一日でも長く一緒にやりたいし。もしかしたら今日も自宅で聞いていて、僕の声を聞いて、リスナーからのメッセージを聞いて頑張ろうとしてると思うとうれしい」と涙ながらにコメントした。

 康平氏は「本人が元気だったら何て言うかと考えてみると、まだ死んでねーぞって話になると思う。この状況で垣花さんに泣かれちゃうと、何かあった時に番組できないんじゃないの、と逆に心配されちゃいそう」と冗談を交えて受け止めていた。

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