27日に行われたフジテレビの会見から一夜明け、フジテレビで放映しているCM差し止める対応を取っていた明治が28日、スポーツ報知の取材に応じた。
20日からCM差し替えを要請し、現在も「特段大きな変更はない」とした。1社提供している「未来CHO人図鑑」(木曜・後10時54分)についても現時点で変更はないが「状況によっては考えられる」と休止の可能性も否定しなかった。
またこの日、一連の騒動をうけて同社が声明を発表。27日の会見を「不十分」とし「当社は、企業行動憲章および行動規範において人権の尊重を掲げており、人権への取り組みは非常に重要であると認識しております」と記した。
一部週刊誌で報じられた元タレント・中居正広氏による女性トラブルに関して、港浩一社長が初めて言及したフジテレビの定例社長会見は17日に行われた。会見の内容を受けて、SNSでは「閉ざされた会見だ」などと批判が相次いでおり、27日には「やり直し」の会見が10時間以上にわたって行われた。
明治の声明全文
「1月27日(月)の会見での説明は、第三者委員会の調査にゆだねる部分も多く不十分であったと受け止めています。
当社は、企業行動憲章および行動規範において人権の尊重を掲げており、人権への取り組みは非常に重要であると認識しております。
当社としては、今後のフジテレビの対応や第三者委員会の報告などを踏まえ判断をしていきたいと考えていますが、引き続き当面の間、CMを差し止めるといった対応をおこなってまいります」