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森永卓郎さん死去 最後のラジオ生出演で語っていた「40年間、研究を続けてきた成果」

スポーツ報知 2025年1月29日 0時20分

 経済アナリストでスポーツ報知コラムニストの森永卓郎(もりなが・たくろう)さんが28日午後1時33分、原発不明がんのため自宅で死去した。67歳だった。森永さんは23年末にステージ4のすい臓がんであることを公表。その後もレギュラーを務めるラジオ番組などに出演を続け、闘病の様子を話したり、経済問題などについてコメントしていたが、力尽きた。

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 最後のラジオ生出演となった27日放送の文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金・午後1時)には、自宅からリモートで出演した。病状について「実は1週間前から体調が急激に悪くなってですね、今ほとんど動けないし、この1週間ほとんど何も食ってないんですよ。だからパワーがなくなって、今、ボロボロなんですけど」と説明。「いけるところまでいきます。根性で」と話していた。

 放送では今月23日に発売した「絵本でわかる経済のおはなし  バブルが村にやってきた!」(講談社)を紹介。「25年間ずっとやりたかった企画。売れるかどうか分からないけど。お金ってなんなの、っていうのを40年間、研究を続けてきた成果でもあるんです」と念願の企画で、分かりやすく経済の仕組みを伝える内容を、うれしそうに話していた。

 米大統領のトランプ氏が就任1週間で様々な政策を推し進めていることや、フジテレビを巡る一連の問題について持論を述べた。「一部の人たちっていうのをボッコボコにすることによって、ストレスを発散するような社会が本当に、いい方向なのかなっていうのを思う。世界でみても同じ」「エンターテインメントの果たす役割ってすごく大きい。ご飯を食べる意味では何の役にも立たない。でもそんな時代だからこそ、楽しめるために大きな貢献ができるんじゃないかな」などと語っていた。

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