Infoseek 楽天

「楽しみ」「日本語を…」元オリックスのジョーンズ氏がオリオールズフロント入りで菅野智之との共闘心待ち

スポーツ報知 2025年1月29日 0時35分

 菅野智之投手(35)が加入するオリオールズのフロント入りした元オリックスのアダム・ジョーンズGM特別アドバイザー兼地域アドバイザーが28日、オンライン会見に応じ、意気込みながら、菅野についても言及した。

 ジョーンズ氏は、「彼(菅野)はとてつもない競争心があり、色んな球種を持つ投手。最近は村上(宗隆=ヤクルト)が、50本以上打つなど、NPBでも本塁打が増えている。その中で、彼は山本(ドジャース)のように正しい方向に進んでいるし、健康体だ。彼と関わる事ができて興奮しているし、楽しみにしている。また日本語を学び直している」と、35歳のルーキーを歓迎した。

 メジャーで5度の球宴選出を誇るジョーンズ氏は、NPBでは2020年から2年間、オリックスでもプレー。菅野とは過去に2度対戦した経験を持つ。2017年WBC準決勝(対米国)、2020年3月のオープン戦で対戦し、5打数2安打だった。WBCでの初対戦の記憶は今も強烈な様子で、「最初の打席に三振したが、次の打席でナックル(カーブ)をうまく打つことができた(結果は左前打)。米国チームは、強打者がそろったオールスター級の打線だったが、菅野は素晴らしいピッチングをみせた」と振り返った。リーグが違い、公式戦の対戦はなかったが、菅野から「また対戦したい」と言われたこともあると明かす。

 日米の違いを踏まえた上で、「1番適応が難しいのは、時差を含む長距離移動だと思う。日本では、大阪と北海道間も2時間程で行けるし、時差はない。移動後の登板では、体に起きる変化も違ってくる。その対応が重要だ」とアドバイス。また「日本の選手は、厳しくルーチンを大事にする。そういう面は若手に手本になるだろう」とも語った。

 会見に同席したマイク・エリアスGMは、「彼のメジャー、及び国際的な経験は我々の財産だ。新オーナーの下、新体制となったチームは、日本球界の成長を重視し、日本市場の開拓を強化したいと思っている」と言及。最近のプレーオフ常連となった成長から、ワールドシリーズを目指し、ワンランク上の強化を目指すオ軍にとって、菅野の加入と、ジョーンズ氏のフロント入りは、大きな要素となりそうだ。

 同氏は、フロリダ州サラソタで始まる春季キャンプには、ゲスト・コーチとして参加する予定。バッテリー陣は2月13日にキャンプ初日を迎える。菅野にとっては、頼もしい援軍になりそうだ。

この記事の関連ニュース