Infoseek 楽天

大竹まこと、森永卓郎さん死去に言葉詰まらす「私との約束破り、見事にバットを振り切って亡くなりました」ラジオ番組に死去前日リモート出演

スポーツ報知 2025年1月29日 13時34分

 タレントの大竹まことが29日、文化放送「大竹まことのゴールデンラジオ」に出演。28日に原発不明がんのため埼玉・所沢市の自宅で67歳で死去した森永卓郎さんを悼んだ。

 大竹は番組の冒頭で「えー、えー、えー」と言葉を詰まらせ「リスナーとの約束を破り、そして私との約束も破り、見事にバットを振り切って森永卓郎が亡くなりました。ご冥福をお祈りします」と伝えた。「とにかくすごい男だったと。時系列から申し上げますと、月曜日、番組2つラジオをこなしたんですが、そして月曜日の昼間、森永卓郎さんはリモートでこの番組に出演なさいました。番組に出演した時間帯、それから丸一日、同じ時刻に、私の放送を最後に、同じ時刻に亡くなりました」と話した。

 続けて「最後の最後まで、バットを振り切ったというか。番組ではですね、リモートでご出演だったのですが、リモートの最初の方に『森永さんカーテンしか映ってませんよ』と、森永さんは日を浴びるように手前の方の右側にちょっとうずくまるようにしていらっしゃったんですけど、日の当たる中でものすごい、たぶん想像ですがかなりの激痛に耐えて。私たちはそのモニターを見ていたんですが、体をくの字に曲げて、しかも体を左に傾けながらあらん限りの力を振り絞ってメッセージをいただきました。森永さんのこの番組でお話になった皆さんへの最後のメッセージです」と番組の最終出演となった際の音声を流した。

 森永さんは、鋭い経済分析に加え、軽快なトークとコミカルなキャラクターで愛された。23年末にステージ4のすい臓がんであることを公表。その後もメディアに精力的に出演を続け、闘病の様子や経済問題などについて語ってきた。死去前日の27日も「ゴールデンラジオ!」に病床からリモートで生出演。「行けるところまで行きます」と言葉に力を込めた。この生出演が生前最後の出演となった。

この記事の関連ニュース