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サッカー女子、東京五輪代表MF木下桃香が21歳で現役引退「サッカーから離れ、自分と向き合う時間をつくりたい」

スポーツ報知 2025年1月29日 14時25分

 女子プロWEリーグ、日テレ東京Vは29日、元日本代表MF木下桃香(21)が1月31日をもって現役を引退すると発表した。

 木下は21年東京五輪のなでしこジャパンのメンバーで、1次リーグ・チリ戦で18歳4か月25日の日本女子の五輪史上年少2番目の出場記録を樹立。96年アトランタ五輪の澤穂希の17歳10か月15日に続く記録となった。

 札幌市出身で、埼玉の大宮日進SSレディースを経て、日テレ東京Vメニーナ・ベレーザでプレー。WEリーグのベストイレブンを3回受賞した。なでしこジャパンでは5試合1得点をマークした。

 木下はクラブを通じて以下のようにコメントを発表した。

 「他のチームでプレーすることが考えられないぐらいベレーザ・メニーナのサッカーが大好きで、様々な最高な瞬間をこのクラブで味わうことができたことは自分にとって一生の宝物です。

 これまでサッカーのことを常に考えて生きてきましたが、自分の人生を考えた時、プロサッカー選手としてプレーすることが必ずしも1番ではない自分に気がつきました。次の道を完全に決めたわけではありませんが、サッカーから離れ、自分と向き合う時間をつくりたいという思いから、この決断に至りました。

 今シーズンこそリーグ優勝を掲げていた中、サッカーという形で恩返しすることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、今の自分が精一杯考えて出した答えです。

 今回、このような自分の決断を認めてくれたクラブ、そして、これまで応援してくださったファン・サポーター、パートナーの皆さま、お世話になった選手・スタッフ、サッカーを通して関わってくださった全ての皆さま、本当にありがとうございました」

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