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「逃げてしまったという部分は今後も残る」元テレ朝アナウンサーの弁護士、記事訂正の週刊文春の対応に苦言「状況発信ははっきりしないと」

スポーツ報知 2025年1月29日 15時59分

 日本テレビ系情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)が29日生放送され、週刊文春が昨年12月26日発売号で元タレントの中居正広氏と女性との会食を巡るトラブルを報じた第1弾の記事について、同誌編集部が今月28日に週刊文春電子版でフジテレビ社員の関与について内容の訂正を発表し、謝罪したことを伝えた。

 当初、女性がフジ社員から会食に「誘われた」としたが、その後の取材で「中居氏に誘われた」などと判明したとしている。電子版に掲載された訂正文では、女性がこの会食を「フジ社員がセッティングしている会の“延長”と認識していた」とし、1月8日発売号以降の第2弾では訂正した内容で報じていると説明した。

 当初は有料の電子版のみで訂正されていたことについて、出演した元テレビ朝日アナウンサーで弁護士の西脇亨輔氏は「これだけの一大事になっていて、本当のこの問題は抜き差しならないというか。一歩、言葉を間違えると名誉毀損とか信用が落ちるとか、会社の業績が左右されるとかそういった重要な事態になっているので、こういった場での状況発信ははっきりしないといけない」と断言。「はっきりすることで言うと、実は今回の記事、一連を細かく読んでいくと1月7日の時点で『あ、トーンが変わったな』というのはあるんです」と語った。

 続けて「フジテレビ側が12月末にこの社員の人の関与を全面否定しているコメントを出しました。この12月末のコメントを受けて、12月27日の公式ホームページでのフジテレビの記事否定を受けた最初の記事、1月7日。その後の9日の中居さんのコメントの前に、週刊文春の今年最初の号が出ているんですけど、その時点でフジテレビ側の否定のコメントを紹介した上で、その直後の女性のコメントというのが中居さんから誘われたとか、いろいろなこれまでの集まりの延長だったとか、これまでとは違うことを載せられていて、この時点で週刊文春としてはこの問題については第一報とは少し違った内容にこの号から変わりましたよ、一部の部分は訂正しますというのをはっきりしないといけなかった」と指摘し「そうしないことによって、週刊文春はこの時点ではっきりすることから逃げてしまったという部分は今後も残るんじゃないかなと思います」と懸念を語った。

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