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映連4社社長がフジテレビ問題に言及

スポーツ報知 2025年1月29日 15時33分

 日本映画製作者連盟(映連)が29日、都内で新年記者発表会を行い、元タレント中居正広氏と女性とのトラブルを巡り、フジテレビが会見を行った問題について松竹、東宝、東映、KADOKAWAの社長がそれぞれコメントした。

 松竹の高橋敏弘社長は「現状、来年のラインナップにもフジさんの作品ありますが、我々は本当にコンテンツを通してちゃんと作品をお客様に届けなければならないという風に思ってますし、現時点で何かということは考えておりませんが、今後の状況を注視して適切に対応していくというのが今現状でございます」と話した。

 東宝の松岡宏泰社長は「少し私ども複雑な立場だと思ってまして、事業者として一緒に映画を作ったり配給を引き受けるという立場では、ここにいる映連の皆さんと同じであり、今回のことに関しては深く憂慮してますし、できる限り早く信頼を回復してもらいたい。そして一緒に仕事ができるようにしたい」と語った。

 一方、「私どもは実質的なフジテレビの筆頭の株主でございます。株主の立場としてどう考えるかというのは、事業者としてはまた異なっています」と話し、「フジテレビの2回目の記者会見が出る前に、きちんとした調査を速やかに行って、真相をできる限り究明して信頼を早く回復してほしいという要望をお伝えした後に、要望書という形でフジテレビジョンあるいはフジメディアHDの方にお届けしました」と語った。

 東映の吉村文雄社長は「フジテレビさんとの作品については現状のところ、東映としては、直近で公開をする作品の予定はない」としながら、東映アニメーションとして「ワンピース」「ドラゴンボール」を製作していることに触れ、「フジテレビさんと東映アニメーションの間でまた何か話があればそれに対して対応していくということになるんだろうと思います。現状で何か特にこちらとして具体的な対応を求めていたりとか、対応するということはしていない」と話した。

 KADOKAWAの夏野剛社長は「今、映画でフジテレビさんとご一緒してるものはありません」としながら、「私ども自身も、3年前のですね、オリンピックの事案で第三者委員会等会社内で設置して、そういうことも経験しておりますので、本当に透明性のあるきちんとした調査を行っていただいていくことを期待しております」と自身の経験を踏まえて触れた。

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