元大阪府知事の橋下徹氏が２９日、フジテレビ系夕方のニュース番組「Ｌｉｖｅ Ｎｅｗｓ イット！」（月～金曜・午後３時４５分）にＶＴＲ出演。週刊文春が記事を訂正、謝罪したことについて「姑息（こそく）だし卑怯（ひきょう）。文春らしくない」と批判した。
週刊文春は２８日に、元タレントの中居正広氏と女性との会食を巡るトラブルを報じた記事の、フジテレビ社員の関与について内容の訂正を発表し、謝罪した。番組が文春に取材した結果、発表のきっかけは橋下氏が取材した際に「しれっと誤りを上書きするのは不誠実」と指摘し、同氏の記事掲載に合わせて修正、追記をした経緯が明らかになっている。
橋下氏は「第１報の事実に誤りがあったのではないかと、１月６日の時点で気付いたと文春は言っている。その頃くらいに昨日のような訂正、謝罪をしていれば、世の中の今の状況も大きく変わったのかなと思う」と指摘。文春が訂正すべき可能性に気付きながら対応が遅れたことが騒動に影響している可能性に触れた。
２７日にフジテレビが開いた記者会見では、訂正前の情報に基づく質問が多く飛んだ。橋本氏は「もちろん文春も責任重大だけれど、週刊文春の記事がこう変わってますよ、という話は、フジテレビの経営陣が（２７日の）会見の始まる前にきちんと言えば良かったと思うんですよ」とも話した。