ＮＨＫ大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」（日曜・午後８時）に出演している俳優の宮沢氷魚（３０）がこのほど、牧之原市内で行われたドラマのトークイベントに参加した。定員４００人に対して、全国から応募が約２０００人の人気ぶりだった。
宮沢が演じるのは、現在の牧之原市にあたる相良藩で藩主だった田沼意次（渡辺謙）の嫡男・意知。初出演の大河は「セットや小道具など細部までこだわっている。そこにいるだけで役に入り込める」という。父親役の渡辺とは舞台で共演歴があり、「僕からフランクに相談しています。本当の親のように見てくれていて、近くにいるだけでありがたい存在」と明かした。イベントの前には、田沼家にゆかりがある平田寺や大澤寺などを訪れた。
市では、生誕３００年の２０１９年から田沼意次に関する機運が高まり、２１年に牧之原市史料館前に銅像を建立。２６日から史料館で大河ドラマ展も始まった。