中日のドラフト1位・金丸夢斗投手が30日、2月1日から始まる春季キャンプへ向けて、中部国際空港から沖縄に出発した。
スーツに身をまとったルーキーが、次々と搭乗ロビーに集まる中、金丸の姿はなかった。同期から遅れること約20分。空港に居合わせたファンからサインを要求され、保安検査を通ったのは出発予定の約30分前だった。ファンの激励に笑顔で応じ、「(搭乗口に来るのが)予定より遅れちゃいました」と頭をかいた。
昨春に発症した腰痛の影響で、新人合同自主トレは一部別メニュー調整となり、キャンプは2軍(読谷)スタートとなった。それでも、自主トレ最終日の29日には、屋外ブルペンで初めて捕手を立たせて20球を投げた。キャンプ初日には22歳の誕生日を迎える左腕。「気を抜くことなく、22歳を迎えたい。(春季キャンプは)自分をレベルアップできる期間にできたら」と気を引き締めた。