兵庫・西宮市の阪神鳴尾浜球場が30日、2軍練習施設として最終日を迎えた。
この日も多くの選手が同球場で自主トレに励み、2月1日のキャンプインに備えた。春季キャンプ終了後の3月に、選手寮を含めた拠点を尼崎市内に建設中の「ゼロカーボンベースボールパーク」へ移転。今季から同パーク内の「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」が新たな2軍本拠地となる。
◇阪神鳴尾浜球場の主な出来事
▽94年10月7日 グラウンド、室内練習場、合宿所を完備する「TigerDen」が完成
▽95年1月17日 阪神大震災で被災。液状化や断水などの被害
▽同7月23日 2軍練習に遅刻した新庄剛志が外野の芝生上で1時間の正座
▽99年1月9日 退団を申し入れたダレル・メイが報道陣に声明文を配布。野村克也監督への不満、不信感をあらわに
▽12年9月29日 城島健司の引退試合で満員札止め。初回適時打で代走を送られ、試合途中に胴上げ
▽16年3月15日 掛布雅之2軍監督が現場復帰後初采配。満員札止めで100人近くの観客が入場できず
▽19年9月26日 脳腫瘍のため引退を決めた横田慎太郎さん(23年死去)が“奇跡のバックホーム”。視力が低下する中、中堅からの本塁返球で二塁走者を刺す