年末年始のオフには多くのOBがチームを訪れた。平塚ボーイズ(神奈川県央)には阪神ドラフト4位・町田隼乙捕手(21)=BC埼玉=が昨年、グラウンドを訪れた。
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冷たい北風が吹き抜けるグラウンドには、平塚ナインの元気な声が響いていた。昨年11月の春季全国大会支部予選は8強。最後の夏に懸ける思いは強い。「全国出場したい」と加納主将は言葉に力を込めた。
現2年生は一昨年秋の支部1年生大会で優勝。仲大輔監督(55)は「才能を持った選手が多い」と評価する。春季全国大会支部予選2回戦で5回参考で完全試合を達成。先発し4回を投げた坂本と最後を締めた左腕の吉岡がけん引。打線は1番の中丸から中軸の坂本、中島、加納と長打こそないが、打ち出すと止まらない。
昨年のドラフト会議後にはOBで阪神のドラフト4位・町田捕手がグラウンドを訪れた。同じ捕手の中丸は「町田さんは体がでかかった。憧れます」と目を輝かせた。夢をつかみ取った先輩の存在が選手たちをやる気にさせている。
【平塚ボーイズ・部員】※は主将
▽2年生 ※加納一心、奥野佑、加藤龍輝、川瀬駿翔、黒木亮汰、齋藤隼人、酒井泉瑠、坂口琥太郎、坂本卓徳、篠原結月、須藤蒼生、中島航希、中丸駿、沼上皇輝、橋爪渉、本間優人、丸田悠生、柳光玲侍
▽1年生 遠藤早風、大貫佑真、小川晴羽、河崎陽斗、齋藤諒河、平翔汰、高橋一斗、田中陽樹、堤大智、寺崎海遼、中村琥珀、橋佑樹、芭蕉隼人、原田旺介、姫野虎之介、平戸優光、松村蓮、宮原瑞樹、吉岡孝太朗、林敬軒