２０２１年東京五輪の卓球男子メダリスト・丹羽孝希（ファースト）が、海外のオンラインカジノサイトで賭けをしたとして賭博容疑で書類送検されたことを受け、国内プロ卓球リーグのＴリーグが、２月上旬にリーグ在籍選手に対し、コンプライアンス研修を行うことで調整していることが３０日、分かった。スポーツ報知の取材に対し同リーグ担当者が明かした。
同担当者は丹羽の容疑について「事実だと聞いています」とした上で、丹羽がオフにコンプライアンスに関する研修をオフシーズンに受講していたことを明らかにした。同担当者は「こういったことが起こってしまい、非常に残念に思います。当然あるべき話ではありません」と話した。
Ｔリーグは在籍する選手に対し、２２年８月、昨年８月に２度のコンプライアンス研修を開いてきた。丹羽の賭博容疑を受けて、シーズンの途中ではあるが、２月上旬にリーグ在籍の選手に対して再び研修を開くことで調整に動いていることを明かした。社会人としての振る舞い、モラルに関する指導に加え、オンライン賭博に関する内容が中心に組み込まれる見通しだといい「再発防止に努めて参りたいと思います」と語った。