ラグビー・リーグワン1部の静岡ブルーレヴズは2月1日、ホームのヤマハスタジアムで東京SGを迎え撃つ。チームは30日、静岡県磐田市のヤマハ大久保グラウンドで練習を公開。スクラムなどセットプレーを入念に確認したロックのマリー・ダグラス(35)は「みんな自信をつけている」と必勝を期した。
リーグワンで3季連続8位のレヴズだが、今季は開幕3連勝と好発進。横浜に敗れたものの、前節(18日)は昨季王者のBL東京を34―28で倒した。試合間隔が2週間空いたことで3日間のオフがあり、ダグラスは「八ヶ岳へ行ってきました。きれいだった。温泉にも入ったよ」と心身ともにリフレッシュした。
スコットランド出身で、2020年にヤマハ発動機(当時)に入団。以前から日本に興味があったが、父・クレイグさんが乗っている「オートバイがヤマハだったんだ」と笑う。
198センチ、115キロの体格を生かし、スクラムやラインアウトで体を張ってきた。昨季は15試合、今季もここまで全5試合に先発中だ。ラグビー人生で大きなケガもなく「父もアマチュアラグビーで44歳までプレーしていた。丈夫な体はDNAだね」と目を細めた。
東京SGにはリーグワン移行後は勝ったことがない。だが、同じく未勝利だった神戸とBL東京を、今季は破っている。「簡単な試合にはならないと思うけれど、この勢いを大事にしたい」とダグラス。2連勝中のホーム・ヤマハで難敵を倒す。(里見 祐司)