◆プロボクシング ▽WBC・WBA世界フライ級(50・8キロ以下)王座統一戦12回戦 WBC王者・寺地拳四朗―WBA王者・ユーリ阿久井政悟 ▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・アンソニー・オラスクアガ―同級14位・京口紘人 ▽WBO世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 岩田翔吉―同級2位・レネサンティアゴ (3月13日、東京・両国国技館)
プロボクシングの世界2階級制覇王者・京口紘人(31)らワタナベジムの3選手が、28日からメキシコ・グアダラハラで合宿を行っている。3月13日にWBO世界フライ級タイトルマッチで王者・アンソニー・オラスクアガ(26)=米国、帝拳=に挑戦する京口は「スパーリングメインのトレーニングで濃い時間を過ごしたい」と意気込みを語った。
京口、東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ライト級王者・宇津木秀(30)、東洋太平洋スーパーフライ級5位・横山葵海(23)の3選手は、午前午後の2部練習を行っている。
午前中は、世界4階級制覇王者サウル“カネロ”アルバレス(34)=メキシコ=を育てた名トレーナー、エディ・レイノソ氏のフリアン・マグダレーノジムで、午後はカネロの兄で、元WBA世界スーパーウエルター級王者リゴベルト・アルバレス氏(47)のアレナ・コリセオジムでトレーニングしている。
3階級制覇を狙う京口は「メキシコ到着日は、高地でのトレーニングになりますので、軽めのメニューでしたが良いスタートを切れたと思います」と振り返り、「本日以降は朝からスパーリングメインのトレーニングになるので濃い時間を過ごしたいと思います」と報告。
世界ランカーの宇津木は「このような練習環境に参加できて、とてもうれしく思います。メキシコで世界の強い選手と対人練習をしてスキルを一つでも上げていきたいと思います」。デビュー2戦目で東洋太平洋ランカーに勝利した横山は「合宿初日は軽めのメニューで良い練習ができました。今日からはスパーリングを中心に、しっかり追い込んで充実した一日を過ごしていきたいと思います。頑張って参ります!」と成長を誓った。
グアダラハラ合宿は2月9日まで行う予定。