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巨人・大城卓三「負けないように」 捕手・甲斐に一塁・キャベッジ 強力ライバル出現も「存在感をどう出せるか」に集中

スポーツ報知 2025年1月31日 5時5分

 巨人・大城卓三捕手(31)が30日、定位置奪回を目指す今季への決意を示した。ゴールデン・グラブ賞7度を誇る捕手の甲斐と、新外国人で一塁を守れるキャベッジが今オフに入団。昨季守った2ポジションに新戦力が加わり「強力なライバルが来ましたけど、負けないように頑張ります」と対抗心を燃やした。

 室内フリー打撃で、新たな“相棒候補”を握った。今季から解禁される、牛骨で表面加工した新バットを使用。表面が硬くなることでインパクト時の感触が大きくなるとされ「感覚的に変わるんかなと」と今オフの自主トレから試験的に導入した。「良い感じなので継続して使っている」と、中堅方向を中心に快音を重ねた。

 ソフトバンクから加わった甲斐は同学年。共闘した23年WBCから親交を深め、互いに下の名前で呼び合う仲だ。「もちろん負けたくないしライバルですけど、同時に心強い仲間でもある」と大城卓。昨季38試合で先発した一塁でキャベッジらとの競争に勝てば、同時出場する道もある。「自分の存在感をどう出せるか。とにかく日本一になるということが一番大事と思ってやっていきたい」と語気を強めた。

 テーマに掲げたのは、昨季3本塁打に終わった長打力の復活だ。DeNA・戸柱との合同自主トレでは「もう一回、一からのつもりで追い込んできました」と約1か月間、ハードなウェートトレに励んだ。この日も「パワーないので」と全体メニュー終了後にウェート室へ直行。選手会長2年目は「あさってからキャンプが始まるので、しっかりアピールしていければ」と気を引き締めた。決意と同様、力強い打球で存在をアピールする。(内田 拓希)

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