ロッテのドラフト1位・西川史礁外野手(21)=青学大=が、思い出の地で開幕スタメンへ猛アピールする。30日、チームとともに春季キャンプが行われる沖縄・石垣市に到着。小学生の頃から家族旅行で訪れている場所でもあり「キャンプで来られたのはうれしい。期待されている打撃を存分に発揮したい」とうなずいた。
龍谷大平安時代は遊撃で、内野起用プランもあり、ここまでは“二刀流”で調整を進めていたが、首脳陣から外野手専念の方針を伝えられたという。「両方は準備してますが、外野手でしっかりやりたい」。新人外野手の開幕スタメンとなれば、球団では19年の藤原恭大以来だ。
青学大法学部に在籍する21歳は、28日の新人合同自主トレ最終日は「憲法」のテストで欠席したが、「(卒業は)大丈夫だと思う。これで野球に集中できる。まずはけがなくやりきって、しっかりとアピールして、開幕にいい状態を保っていきたい」と決意を込めた。(竹内 夏紀)