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「Tリーグに関わる賭けは一切していない」卓球・丹羽孝希が説明…賭博容疑で書類送検、岡山リベッツが契約解除

スポーツ報知 2025年1月31日 5時0分

 卓球Tリーグの岡山リベッツは30日、海外のオンラインカジノサイトで賭けをしたとして賭博容疑で書類送検された五輪メダリストの丹羽孝希(30)=ファースト=との契約解除を発表した。チームの羽場誠代表取締役は無期限での100%減俸、白神宏佑監督を年内30%の減俸処分とした。岡山市内で記者会見した羽場代表取締役は「夢を与えるプロ選手として、やってはいけない行為。重く受け止めなければならない」と理由を述べた。丹羽が不起訴であった場合でも、再契約については「しません」と明確に否定した。

 丹羽は千葉県警の任意の事情聴取で容疑を認めており、スポーツの勝敗予想などで賭けをしたとみられる。チームの聞き取りに、ネット広告をきっかけに仮想通貨を用いたオンラインカジノに手を染めたという。借金はなく、23年8月以降は利用していないといい、丹羽は「Tリーグに関わる賭けは一切していない。海外のスポーツやルーレットに賭けていた」と説明したという。

 所属先のファーストはスポーツ報知の取材に対し、「詳細は、調査中」とコメントした。日本リーグで丹羽が所属するケアリッツ・アンド・パートナーズも「社内で対応を検討中」とした。岡山リベッツは「何か本人の力になれることがあれば、今後力になっていければ」と親心をのぞかせたが、競技者生命を脅かす結果となった。

 ◆丹羽 孝希(にわ・こうき)1994年10月10日、北海道・苫小牧市生まれ。30歳。青森山田高、明大卒。2022年から岡山リベッツでプレー。13年全日本選手権優勝。五輪は12年ロンドンで団体5位、16年リオで団体銀メダル、シングルス8強。21年東京五輪は団体銅。15、17年世界選手権男子ダブルス銅。162センチ。

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