ロッテのドラフト1位・西川史礁外野手(青学大)が30日、チームと共に春季キャンプが行われる沖縄・石垣市に到着した。小学生の頃から家族旅行で何度も訪れてきた場所でもあり「キャンプで来られたのはうれしい。期待されている打撃を存分に発揮したい」と、うなずいた。
龍谷大平安高時代は遊撃で、内野起用プランもあり、ここまでは“二刀流”で調整を進めていたが、外野手専念の方針を伝えられたという。「両方は準備してますが、外野手でしっかりやりたい」。今月11日から行われた新人合同自主トレでは内野用、外野用のグラブを携えて参加し、吉井監督は「ルーキーなのであっちこっちに行くよりも一つに絞った方がいいかな。キャンプインまでには、どっちかに決めてあげたい。彼の打撃を生かすには、どれが一番いいかをみんなで話して決めます」と、キャンプインまでに方針を決める意向を示していた。
青学大法学部に在籍する21歳は、今月28日の新人合同自主トレ最終日は「憲法」のテストで欠席したが、「(卒業は)大丈夫だと思う。これで野球に集中できる。まずはけがなくやりきって、しっかりとアピールして、開幕にいい状態を保っていきたい」と意気込んだ。