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清水隆行氏、巨人の新外国人キャベッジは「足も使えるタイプのようだから、状況によっては3番でも面白いかも」

スポーツ報知 2025年1月31日 5時20分

 巨人の新外国人、前パイレーツのトレイ・キャベッジ外野手(27)が30日、G球場で入団会見を行った。会見後に早速初練習を行い、実力の片りんを披露した。

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 マシン打撃の動画と連続写真を見た限りではあるが、打撃フォームに大きなクセがないというのが印象に残った。構えも自然体で動きはシンプルだが、インパクトに強さがある。パワーに自信を持っているのもうなずける。これからキャンプや実戦を通じて、打球の質や方向でどのようなタイプの打者かより見えてくるはずだ。

 阿部監督は5番打者として期待していると聞く。5番が機能していないと、4番・岡本が「最悪、歩かせても」という攻め方をされてしまうだけに、主砲を孤立させないという意味でも重要な打順だ。3Aでの成績を見る限り足も使えるタイプのようだから、状況によっては3番でも面白いかもしれない。

 来日する外国人選手は誰にも言えることだが、やはり“慣れ”は必要になる。メジャーの投手に比べて日本人投手の方がフォームに間があり、そのタイミングのギャップが苦戦の原因の一つになるとも聞いたことがある。まずは外の変化球、そこをクリアしたら次は内角の強い球、というのが外国人選手への攻めの典型的な形。カウントによってミートポイントを体に近づけていい意味で“窮屈”に打てるかなど、対応力を今後、注視していきたい。(野球評論家・清水 隆行)

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