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【阪神】5年目主砲が“虎の岡本”になる!外野グラブ持参で宜野座入り 一、三塁&左翼こなす巨人4番が手本

スポーツ報知 2025年1月31日 5時0分

 阪神・佐藤輝明内野手(25)が“虎の岡本”になる。野手に複数ポジションの守備練習をさせる藤川監督の方針を受けて30日、沖縄・宜野座村の先乗り自主トレに外野手用のグラブも持参。岡田政権下では三塁に固定されたが、「いろいろなポジションを守れた方が幅も広がる」と、外野守備にも取り組む決意を示した。

 昨季は一塁を中心に三塁、左翼でもスタメン出場したライバル球団の4番は、これ以上ない手本だ。指揮官は巨人・岡本を例に挙げて「まだまだ若いし、複数ポジションができない方が難しくなっていく」と狙いを説明している。佐藤輝の基本線は三塁起用だが、一昨年まで6年連続30本塁打を記録した岡本のような打撃成績を、外野守備もこなした上で残せば、存在感は絶大なものになる。シーズンでの外野守備は22年10月2日・ヤクルト戦(甲子園)が最後。ただし入団当初は右翼がメインで「外野も守れるところを見せられたら」と不安は感じていない。

 5年目にかける強い思いは服装にも表れた。この日の宜野座村は気温15度と肌寒い中、参加した40選手の中でただ一人、ノースリーブ姿でグラウンドに出た。佐藤輝以外は全員長袖で、上着を着用する選手もいたが、「動いている時は全然(寒くなかった)ですけどね」とサラリ。フリー打撃は39スイング中6発で「やりたいこともできた」と充実感を漂わせた。普段は泰然自若な主砲。球春到来を前に、強い覚悟と闘志を全身で表現した。(直川 響)

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