“プロレス界のレジェンド”藤波辰爾(71)が31日、後楽園ホールで行われる1999年1月31日に61歳で亡くなった不世出のプロレスラー、ジャイアント馬場さんの偉業をしのぶ「没25年追善~太陽ケア引退試合~木原文人リングアナデビュー35周年記念大会」に緊急参戦する。
同大会に参戦予定でステージ4の食道がんで闘病中の西村修が体調不良で欠場。代わりに藤波の参戦が決まった。藤波は「大隅興業 PRESENTS 頑張れ!西村修!!」と銘打った6人タッグマッチで越中詩郎、新崎人生と組んで長井満也、井上雅央、土方隆司、with 藤原喜明と対戦する。予定だったが、代わりに藤波が出場し長井、越中とトリオを結成する。
緊急参戦に藤波は30日に主催者を通じて「思い返せば、多くの方がご存知の通り、過去、私と西村選手との間で大きな出来事がありました。当時その問題が、関係者、そして私の家族にまで影響が及んだことに、大きな憤りを覚え、西村選手との関係に一区切りをつけ、その件に関して、私自身一切黙することとしました。今回、大会実行委員会から西村選手の現在の状況、そして大会の欠場の旨を伺い、そして参戦のオファーを頂きました。今回のオファーに対し、西村選手の1日も早い回復への願いを込め、リングに上がります」とメッセージを寄せた。
西村との過去の恩しゅうを超えた「代打」参戦にネットには感動と称賛の言葉があふれた。
「ドラゴン!!これは泣ける!」
「藤波にオファーして受けるん胸熱」
「藤波選手は本当に素晴らしい人ですね」
「無我で色々あった関係性考えたら凄い事やし藤波さんの懐の深さ」
「これが僕のマイヒーロー藤波辰爾」
「歴史的な藤波さんのコメント!胸熱!」
「やっぱドラゴンは最高だよ どんだけ器デカいの」
「うおおおお!藤波!!!さすが漢だ!!!!!」
「藤波辰爾さんと西村修さん、歴史的和解への第一歩。喜ばしいです」
「ドラゴンはただただ凄いな…歳を重ねて判る藤波辰爾の偉大さ」
こうした藤波への反響と西村の回復を願う声が集中している。
◆1・31ジャイアント馬場没25年追善大会カード
▼メインイベント 和田京平レフェリーデビュー50周年記念 太陽ケア引退試合 6人タッグマッチ
太陽ケア、鈴木みのる、MAZADA VS 秋山準、丸藤正道、小島聡
▼セミファイナル 大仁田厚デビュー50周年記念 スペシャルストリートファイト・トルネードバンクハウス8人タッグデスマッチ
大仁田厚、河上”ファイヤー”隆一、雷神矢口、宮本裕向 VS 葛西純、石川修司、竹田誠志、ブラックめんそーれ
▼第7試合 タッグマッチ
永田裕志、野村卓矢 VS 岩本煌史、阿部史典
▼第6試合 ザ・リーヴPRESENTS LIMIT BREAK 8人タッグマッチ
モハメド ヨネ、小峠篤司、大原はじめ、小田嶋大樹 VS 飯野雄貴、納谷幸男、高鹿佑也、松永智充
▼第5試合 べろ~家 PRESENTS 和田京平大会実行委員長指定特別試合 シングルマッチ
里村明衣子 VS 高橋奈七永
▼第4試合 大隅興業 PRESENTS 頑張れ!西村修!! 6人タッグマッチ
藤波辰爾、越中詩郎、新崎人生 VS 長井満也、井上雅央、土方隆司 with 藤原喜明
▼第3試合 市原グループ PRESENTS タッグマッチ
近藤修司、“brother”YASSHI VS 土井成樹、佐藤光留
▼第2試合 茂商事 PRESENTS シングルマッチ
野村直矢 VS 羆嵐
▼第1試合タッグマッチ
箕浦康太、KAI VS 」黒潮TOKYOジャパン、立花誠吾