テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は31日、フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングス(HD)が30日に東京・台場の本社で定例の取締役会を開催したことを報じた。
28日付で就任したフジテレビの清水賢治社長(64)が取材に応じ、フジサンケイグループ代表で同局取締役相談役の日枝久氏(87)に辞任を要求しなかったことを明かした。
元タレント・中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発する問題で、経営体制などの見直しが急務とされる同局。この日の取締役会には約20人の役員が出席し、4時間超にわたって議論が行われた。
進退に注目が集まる日枝相談役について、清水社長は「取締役会には出席されました」と説明したものの、日枝氏を含む役員の刷新は「そこまでの議論にはなっておりません。(日枝氏の)発言内容についてもここでは控えさせていただきます」と話すにとどめた。
元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、日枝氏の進退が議論されなかった取締役会に「なんで日枝さんの話にならないんだろう?って思いますよね」と疑問を投げかけた。
さらに「経営を刷新するっていう話の時に日枝さんが残った形での経営刷新ってあり得るんですか?っていうふうに僕は思いますね」とし「経営刷新するってことは、日枝さんがどうするか?っていうことが最も大事で一番最初に考えるべき議題なんじゃないかな?と思うんですけど、それがなかったっていうことは意味がわからないです」と繰り返し疑問を投げかけていた。