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10周年を迎えた新千歳空港の「雪ミク スカイタウン」が大規模リニューアル…人気の等身大立像も一新

スポーツ報知 2025年1月31日 11時39分

 北海道を応援するキャラクター「雪ミク(初音ミク)」のミュージアムとショップを併設した常設の施設である「雪ミク スカイタウン」(北海道千歳市・新千歳空港国内線ターミナルビル4階)が、開場から10周年を迎えた2024年12月20日、リニューアルオープンした。今回は施設の壁面デザインや雪ミク等身大立像などをガラリと一新。雪ミクファンだけでなく、北海道の「空の玄関口」、新千歳空港を訪れる観光客の注目を集めている。

 「―スカイタウン」を運営するのは、バーチャルシンガー「初音ミク」を企画・開発したクリプトン・フューチャー・メディア社(本社・北海道札幌市)。大きな節目となる今回のリニューアルについて、同社の目黒久美子マネジャー(37、以下目)、「―スカイタウン」の斎藤成史店長(35、以下斎)、同施設がオープンした14年から24年まで運営責任者を務めた村上晃一氏(39、以下村)に話を聞いた。

 ―今回のリニューアルのポイントは?

 斎「新規製作した等身大立像ですね。一番の目玉になっています」

 目「10年前のオープン時に作った等身大立像も、すごく人気をいただいていました。『あのステキな等身大立像を代えるんだったら、10周年じゃないと』と、ずっとスタッフみんなで話していたんです。この10年で(立像の)クオリティーがすごく高くなっているので『今ならもっとかわいくできる』と、早めに準備しました。イラストレーターの方を選定する際も、『等身大で映える方がいいよね』ということを意識しました」

 村「今回の等身大立像はすごくきれいに台座が光るんですが、来場された方のSNSのコメントを拝見しても『等身大立像がすごくいい』というご意見が圧倒的に多いですね」

 斎「旧等身大がどうなるんだろう、みたいな声もいただいていたんですけど、さっぽろ羊ヶ丘展望台(札幌市)内にある『さっぽろ雪まつり資料館』に移設(寄贈)することになり、今はそちらで展示されています。『―資料館』のシンボルの一つになってくれればなと思います」

 ―リニューアル実施のきっかけは?

 村「節目の年なので、せっかくであれば大きくリニューアルしたいという声が社内であがり、(店頭の)壁面イラストなどもちょっと一新したいなというところもありましたので、それらを新しくすることで、常連の方や初めてお越しになる方も全部含めて店舗へのリピート率アップにつなげられればと、一年半前からずっと企画を進めていました」

 ―「雪ミク スカイタウン」の10周年アニバーサリーソングも「390。のトレランス(吉田夜世 feat. 初音ミク)」と「DEEP SNOW(niki feat. 初音ミク)」の2曲登場した。

 村「これまではずっと(『―スカイタウン』テーマソングの)『ステラ(骨盤P feat. 初音ミク)』を施設内で流していたんですが、10周年記念イラストをイラストレーターの森倉円さんとiXimaさん、お二方に頼んでいたので、楽曲も2曲頼んでみようとなりました。『―スカイタウン』にお越し頂いて聴いていただければ」

 ―これからの「雪ミク スカイタウン」について。

 村「もう10年の歴史を重ねてきたので、過去のイベント内容や、これまで販売した歴代グッズの展示とか、ちょっと面白そうですよね。資料館的な見せ方など、構想としてはいろいろなものがあがっています」

 目「今回のリニューアルには間に合わなかったのですが、15年間の雪ミクの歴史を振り返る年表などを掲示したいですね。あと、北海道のメーカーさんや北海道らしいお土産、グルメなどと、雪ミクがコラボするといったところには注力していきたいです」

 村「オープンした時は『まず5年やろう』と考えていたのですが、それがどんどん続いていきまして…。10年たって思い返すのは、それこそコロナ禍で厳しい時もあったんですが、お客様や取引先の方々にいろいろなところで支えていただいて、10年を迎えることができたというのが正直な感想です。これからもまた、5年、10年と続いていけるように、ミュージアム展示や魅力的なグッズの開発、販売に力を入れていきたいと思っていますし、末永くお客様に愛されるような施設として営業できたら、という思いは変わらず持っています」

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