俳優の柿澤勇人が31日、都内で行われたミュージカル「BONNIE&CLYDE(ボニー&クライド)」(3月10日から東京・シアタークリエほか)の製作発表会に出席した。
世界恐慌下の1930年代、米テキサスで銀行強盗や殺人を繰り返した2人の実在する人物、クライド・バロウ(柿澤、矢崎広)、ボニー・パーカー(桜井玲香、海乃美月)の社会からはみ出した無軌道な生きざまが描かれる。
情熱的なクライドの原動力を「怒りの感情」と分析。当時を想像した上で「個人的にも生きていてどうしようもないことって、たくさんあるじゃないですか。そういったものををぶつけられたら」と意気込んだ。唐突に「新年早々、あんまりいいことがなくて…」と告白。「三が日に自宅のトイレが詰まった。そして韓国に仕事で行ったらパスポートを落とした」と災難を明かし「良いことがあんまりなくて、ふざけんなよということが2025年いっぱいあって、そういうことをぶつけようかなと思います」と力を込めると、場内から笑いが起こった。
同発表会には矢崎広、桜井玲香、海乃美月も出席。全員で劇中歌「ピクチャー・ショー」「残すのさ名前を」の歌唱も行った。