国際スケート連盟(ISU)は30日、米ワシントン近郊で米軍ヘリと小型旅客機が衝突し、複数の同国フィギュアスケート関係者が犠牲となったことを受け、声明を発表。「ISUと全てのスケートコミュニティは、昨日の午後ワシントンDCで墜落したアメリカン航空5342便に搭乗していた選手、コーチ、そしてその家族の悲劇的な喪失に心を痛めている」とした。
ISUの金載烈会長も哀悼の意を表明。「今、フィギュアスケート界は心を痛めている。私たちは、この悲惨な事故で命を落とした全ての方の家族、友人達に深く哀悼の意を表します。このような形で私たちの仲間を失うことは、言葉では表すことができない悲しみに包まれます」とコメントした。
小型旅客機には、乗客乗員含めて64人が搭乗。米フィギュアスケート協会は声明で、同旅客機に複数の選手、コーチが登場していたと明らかにした。出発地のカンザス州ウィチタでは26日まで全米選手権が行われており、関係者らは合宿から帰途に就く途中だったという。