31日放送のフジテレビ系夕方のニュース番組「Live News イット!」(月~金曜・午後3時45分)では、元タレント・中居正広氏と女性とのトラブルに端を発する一連の問題でフジテレビの清水賢治新社長が今後の役員人事について言及したことを報じた。
同番組では、この日午前に取材に応じた清水社長が「彼ら(社外取締役)が求めているのは役員人事に対する透明性だと思うんですよね。例えば一つの制度的なものを設けることができるのかとか」と話した上で、フジサンケイグループ代表で同局取締役相談役の日枝久相談役への今後の対応について「在任期間が長いというだけで判断されるのかということと、じゃあ、どういう役割を果たしているのかというところとのバランスが出てくるかと思います」と続けた映像を放送。
また、同社長が系列局への影響に対し、「今回の問題は系列局の皆さんは関係ない。関係者と取引先・ステークホルダーのすべての方々の安定という部分を考えると、こちらができることはやっていかなければいけない」と答えたとも報じた。
今後のフジ人事について、元NHKでSPキャスターの柳澤秀夫氏は「人事って、もともとブラックボックス的なものがあって、中々見えてこないのが人事って、私は理解してるんです」と話し出した。続けて「ただ、今回の場合はプロセスが外から見ていて、納得ができるものになってるかということが(清水)社長の言っている透明性ということだと思うんですけれども、これも言うは易くなかなか行うは難しという部分で、どこからか見えないところから力が入ってきてしまうと、ゆがみが生じてしまう。そこをどう(力が)生じないようにするかってことが透明性そのものに求められるんだと思います」と続けた。