楽天・三木肇監督(47)は31日、辰己涼介外野手(28)が意欲をみせた“二刀流”を封印すると明らかにした。中心選手として昨年以上の活躍を期待した。
1月24日の契約更改時、本人の口から突如飛び出した辰己の二刀流宣言。指揮官は「いろんなとらえ方もあるし、見たい方もいると思うけど…」と話しながらも、「野手の練習をしてもらう。中心選手になりつつあるから、しっかり自覚してやってほしい」と明言した。辰己からは契約更改後に直接連絡をもらい、「しっかりチームのために頑張ると話していた」。昨年最多安打に輝いた打撃、4年連続ゴールデン・グラブ賞受賞の堅守などで貢献してほしいと願った。
チームはこの日、宿舎で全体ミーティングを行いキャンプに備えた。選手それぞれがアピールして実力をつけ、昨年4位からの逆襲を目指す。(有吉 広紀)
〇…三木監督がドラフト1位・宗山の「2・11」デビューを明言した。チームの今季初実戦となる11日の日本ハムとの練習試合(金武)に、遊撃での起用を確約。「いける状態だったら試合に出すべき。大丈夫ならスタメンでいこうかなと思ってます」と、試合を見ながらプロへの対応を判断していくつもりだ。