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天龍源一郎、「ジャイアント馬場追善興行」でリングイン「こういうチャンスが最後かなと思って…感無量だった」…1・31後楽園

スポーツ報知 2025年1月31日 19時26分

◆「ジャイアント馬場没25年追善~太陽ケア引退試合~木原文人リングアナデビュー35周年記念大会」(31日、後楽園ホール)

 1999年1月31日に61歳で亡くなった不世出のプロレスラー、ジャイアント馬場さんの偉業をしのぶ「没25年追善~太陽ケア引退試合~木原文人リングアナデビュー35周年記念大会」が31日、後楽園ホールで開催された。

 今大会の主催は「木原文人リングアナデビュー35周年大会実行委員会」。全日本プロレスの和田京平名誉レフェリーが実行委員長を務めた追善興行は、立ち見を含む前売り券が全席完売し当日券の販売なしの人気となった。

 第1試合前に全日本プロレス「OB」の天龍源一郎、グレート小鹿、ザ・グレート・カブキ、百田光雄、タイガー戸口、渕正信、川田利明、田上明、小橋建太、北原光騎、嵐、大森隆男、本田多聞、秋山準、浅子覚、丸藤正道がリングインしこの日、命日を迎えた馬場さんの追悼セレモニーを行った。

 セレモニーでは、1980年代に全日本マットで馬場さんと激闘を展開したタイガー・ジェット・シン(80)がホールのスクリーンにサプライズ登場し「今日は馬場の命日だと!?俺様は信じている!ヤツは死んじゃいない!ヤツは俺様たちが怖くて隠れているに違いない!俺様の最高のパートナーであるウエダさんと今からやっつけに行くぞ!」と馬場さんを挑発した。

 その後、追悼の10カウントゴングをささげ馬場さんのテーマソング「王者の魂」がホールに鳴り響くと「馬場コール」に包まれた。

 

 セレモニー後に天龍は「言い方は悪いけどこういうチャンスが最後かなと思ってリングに上がったから感無量だった」とかみしめ「それといつも見ないメンバーが顔そろえたのは感慨深かった。全日本プロレスの層の厚さと一致団結の団体だったなってつくづく思いました」とほほ笑んだ。

 馬場さんとの思い出を1976年秋場所後に大相撲を引退し全日本プロレスに入団した直後に「一番最初にハワイで合宿がてら連れて行かれてプールで跳び蹴りの練習をさせられたことだよ」と振り返った。馬場さんの人柄を「おおらかな人でしたよ。でも、絶対に俺はジャイアント馬場だということをいつも心根に持ってました」と表した。

 セレモニーでは、車椅子で登場し多くのレスラーの補助を受けリングに上がった。2023年には敗血症ショックのため手術し長期入院した。2月2日で75歳を迎える現在の体調を「良い訳ないだろ。こんな状態で」と笑いながら明かし、この日、ホールに足を運んだことを「感慨深かったよ」とかみしめた。

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