日本ハムの新庄剛志監督が31日、キャンプインを翌日に控えレギュラーの完全白紙を宣言した。その上で、シーズンではメンバー固定を理想に掲げ、不動のレギュラーが生まれることに期待した。
3年間、手塩にかけてきたチームに自信がある。各ポジションで複数のレギュラー候補がしのぎを削る状況。指揮官は「でもそれは作ってきたから、1年目から。だから今があるわけであって。郡司くんと水谷くんが入ってきて、層も厚くなったし。でも今年が一番楽しみかな、レギュラー争いは。誰になるか」と歓迎した。
レギュラーを与えるつもりはない。昨年は万波1人をレギュラーと認めてスタートしたが、今年は「ない。分かんない。みんながもう必死こいて取りに来ると思うからね」と強調。その上で「できたら8人でいきたいからね、固定というか。143試合8人で回したいぐらい。そのためには、キャンプとオープン戦でつかみとりなさいと。そうしていかないと勝てないですからね。143試合、3、4人は出てほしいですよね」と語り、不動の地位を自ら確立する強さを期待した。
争いが激しくなるからこそ、気をつけたいのは故障だ。全体ミーティングの内容を「けがしないようにって。けがしたら置いていくよって。けがされると、本当に狂ってくるから計算が。おかしいなって思ったらもう、大きなけがになってしまう前に治したらね。そんなに慌てることない」と明かし、冷静な判断も求めていた。