フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌で五輪2連覇を達成した羽生結弦さんが31日、ディック・バトンさん(米国)が30日に95歳で亡くなったことを受け、自身のXを通じて追悼のコメントを寄せた。
羽生さんは英語で「同じ世界にいられたことがどれほど幸せだったか、決して忘れません。あなたが残してくれた言葉、人柄、そして『フィギュアスケート』を決して忘れません」とつづった。
バトンさんは1948年サンモリッツ、52年オスロで五輪2連覇を達成。世界選手権を48年から5連覇した。オスロ五輪では、史上初めて競技会での3回転ジャンプ(ループ)を成功。引退後は解説者を務めた。羽生さんの五輪連覇は、バトンさん以来となる66年ぶりの快挙だった。
バトンさんは平昌五輪の羽生さんのSPの演技を受け、「音楽がスケートをサポートし、スケートが音楽をサポートしている」とSNSに投稿。フリー後には「ブラボー、ハニュウ。(私の)記録に並んだね」と祝福のメッセージを寄せていた。