B2ベルテックス静岡は31日、ホーム・青森戦(1、2日)に向け、会場となるこのはなアリーナで約1時間半の調整を行った。チームは今季ワースト4連敗中と苦しい状況。森高大ヘッドコーチ(35)は「とにかく、次の試合に集中すること。目の前のことにフォーカスすることでしか事態は好転しないと思っている」と次戦を見据えた。
一度もリードすることなく完敗した1月29日の敵地・熊本戦。試合後、全体ミーティング前にロッカールームで選手が集まった。発起人はベテランのSG橋本尚明(32)。「個々が自分のことしか考えていないような試合が続いているように感じたので、もう一度、チームのためにやりきろうと言いました」と、必死に呼びかけた。
この日の練習後、ほぼ全員が居残ってシュート練習を消化。連敗中の2点シュート成功率は、指揮官の目安にする50%に達したのが1試合だけ。「いくらディフェンスのチームを掲げていてもバスケは攻守両面。もう少し上げたい」と奮起を促した。橋本も「次は、マスト・ウイン(勝たなければいけない)」と、キッパリ。一致団結し連敗を止める。(塩沢 武士)