広島は1日、宮崎・日南市の天福球場で春季キャンプをスタートさせた。あいにくの悪天候で、歓迎セレモニーは室内練習場で実施。就任3年目を迎えた新井貴浩監督は、ファンも見守る前で昨季4位からの巻き返しを誓った。
「昨年の悔しさを切り替えるのではなく、持ち続けて、燃やし続けて、今年1年戦っていきたい。秋には皆さんにいい報告ができるよう、集まっていただいたファンの皆さんも含めて楽しんでいけるように選手と一緒になって頑張っていきます」
セレモニー後、テレビインタビューに応じた指揮官は現時点での開幕投手の考えについて問われると「塹江です。まだ彼には伝えていません」と、昨季53登板のリリーフ左腕の名前を挙げた。
前日に日南入りした際には、同様に開幕投手の問いに「滝田」と、昨季最終戦でプロ初勝利を収めた2年目左腕を“指名”。今季は2年ぶり6度目を目指す大瀬良のほか、2年連続でチーム最多11勝の床田、昨季10勝の森下が名乗り。指揮官は「本当に決めていない。まずは見させてもらおうかな」と、状態を見極めながら決める方針だ。