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引退した大江原比呂騎手の師匠・武市調教師が東京競馬場で経緯を説明 「まだ20歳。恥ずかしい決断じゃない」

スポーツ報知 2025年2月1日 14時23分

 騎手免許の取消を自ら申請し1日で引退となった大江原比呂騎手の師匠・武市康男調教師=美浦=が同日、東京競馬場で第7R終了後に経緯を説明した。

 引退理由を「本人が競馬の勝負の世界でやっていくのが難しかった。心が折れてしまった」と説明。「何度か相談されていました。JRAの騎乗停止中に盛岡のヤングジョッキートライアル(2024年10月29日)に乗ったとき『久々に乗って楽しい』と話していたけど…。本人にしか分からないところがありますし、馬主さんや他の調教師さんに支えてもらう世界で中途半端な気持ちでは続けていけませんから。1月22日の騎手免許の更新試験にまで、受けるか受けないか返事をちょうだいと言ってありました」と、寂しげに語った。

 複数回の体重超過など、体調管理の難しさが理由かと問われると「その中でやっていこうと思えば体重は減らせたし、それができる子だと思っています」と、否定した。

 今後については「本人が『競走馬は好きだけれど、第二の人生で違うことをやってみたい』ということなので」と、競馬界からは離れると説明。「残念だけど、合う合わないがありますし、まだ20歳。いくらでも生き方はある。恥ずかしい決断だとは思っていません」と、最後は教え子をねぎらった。

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