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西岡良仁 エース対決制す 日本は2勝2敗で追いつき逆王手 勝敗は錦織圭に託す…デビス杯英国戦

スポーツ報知 2025年2月1日 16時39分

◆男子テニス国別対抗戦 ▽デビス杯予選1回戦対英国 最終日(1日、兵庫県三木市・ブルボンビーンズドーム)

 日本が逆王手をかけた。最終日の第2試合で、世界ランキング67位の西岡良仁(ミキハウス)が、英国とのエース対決を制し、2勝2敗のタイに追いついた。英国NO1で同77位のジェーコブ・ファーンリーに6-3、7-6のストレート勝ち。この日の第1試合でダブルスに敗れていた日本は2勝2敗に追いつき、勝敗は、最終試合に出場する元世界4位で現70位の錦織圭(ユニクロ)の双肩にかかった。対戦相手は、同129位のビリー・ハリスだ。

 西岡は、第1セットの第5ゲーム。自分のサービスゲームで2度のブレイクポイントを握られた。しかし、その2度のピンチをしのぐと、ピンチの次にチャンスあり。第6ゲームで相手のサービスゲームを破り、2オールから一気に3ゲームを連取した。主導権を握ると、そのままストレートで押し切った。

 まさに西岡のプレーがはまった形だ。第1セット、得意の縦回転のスピンで山なりの球を深く送り、打ち急ぐ相手からミスを誘った。ミスが出ると、人はミスをしたくないため、打てなくなる。そこを西岡は攻めたり、ストローク戦に持ち込んだりすることで、自分のペースに引き込んだ。

 今大会、きっちりとシングルスで2勝を挙げ、エースの役割を果たした。この勝利で、西岡はデビス杯代表シングルス7連勝。錦織の影に隠れ、なかなかスポットが当たらないが、錦織よりも小さい身長170センチという小柄ながら、西岡が「小さな巨人」と呼ばれるゆえんだ。

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