女優の芳根京子(27)が1月31日放送のTBS系「Aスタジオ+」(金曜・午後11時)に出演した。
15歳でデビューした芳根。4年目の2016年にはNHK朝ドラ「べっぴんさん」に主演と順調にキャリアを重ねたが、21年公開の主演映画「Arc アーク」の石川慶監督が番組の取材を受けたことを知ると「あ~っ! そこかあ~!?」と絶叫した。
「私、大好きなんですよ、石川さん。石川さんがいなかったら(女優を)辞めてたんですよ」と告白。
同監督から「Arc」の出演オファーを受けた際、「『多分、私、これ公開する時に辞めてると思います』っていうのを直接、お伝えした方がいいと思って。一度、ドラマでご一緒させてもらって、お食事行かせてもらったりとかもしていたので、ちゃんと今、思っていることを石川さんには言った方がいいと思って。『多分、公開の時、力になれないです』って」と、石川監督に女優を辞めようという考えを伝えていたことを明かした。
当時の心境について「自信が底をついた感じ。22歳とかだったので、今ならまだ次の人生に進めるって思ってしまったんですよね」と回顧した芳根。
「『一度、会いましょう』って、お時間を作って下さったので、私は石川さんに(起用を)断ってもらおうと思ったんです。『じゃあ、あなたにはできないですね』っていう言葉を求めて行ってしまったんです」という思いで石川監督と会ったが、「すごく情熱を伝えて下さって。すごく幸せに感じたし、やっぱり、私がやらなかったら、ここに違う方が入るっていうのも居ても立っても居られなくなって。最終的には『挑戦させてください』って。考えがころころ変わって申し訳なかったんですけど」と声を震わせながら、“引退回避”の一幕を振り返っていた。