阪神・坂本誠志郎捕手が1日、新助っ人の魔球に仰天した。
春季キャンプ初日。ブルペンでネルソンとバッテリーを組んだが、右腕が2球投げたナックルに驚きを隠せなかった。「簡単に言えば、サッカーの無回転シュートみたい。キャッチャーも捕るのが危ないくらい揺れている」と証言した。
前日31日には自ら助っ人に魔球を投げるように依頼。MLB通の坂本らしく、日本球界ではほとんど見られない球種に興味津々だった。「昨日、ビーズリーにミット2つ付けろと言われたけど(笑)。メジャーだったら、ナックルボーラーの時は捕手がファーストミットみたいなミットを使っている。そんなのを考えたりもしている」。ネルソン専用ミット導入を示唆するほどの衝撃だった。
ただ、捕球すら難しいボールは相手打者にとっては脅威になる。「打者も投手も捕手もどう変化するか予測できないボール。難しいボールではあるけど、ちゃんと使えたら一番強いボールになる」と力説。「こちらが捕るか前に落とせるなら十分。多分、こっち次第です」と魔球攻略を誓った。